英語力判断はやはりTOEICが主流?
こんにちは。あっという間に11月!!毎回同じようなことを言っている気がします!と同時に、自分のブログ投稿への怠け振りにも呆れてしまいます。前回投稿から1か月以上立ってしまいました。短くてもお伝えしたいことをこまめにお話しすること、再度心掛けていきます。前回までお話ししてきた教育制度内での英語教育の在り方については、今後引き続いて議論を深めたいと思っています。でも今回はこのことと関連して、当教室で起こりつつある社会人の方々の「英語の学び」の変化について少しだけ。。。
ここ数ヶ月の傾向ですが、数人の会社員の方々が入室されてきました。これまでは、英語力を向上させたいという思いは皆さん同じだったのですが、お一人お一人違う観点、例えば「ライティング力を身につけたい。」、「話せるようになりたい」、「とにかくTOEICのスコアを上げたい」等々、特定の目的を持たれて勉強を開始される方々が大半でした。しかし最近、問い合わせをいただきお会いして話を伺ってみると、驚くくらい皆さんの目的に共通点を見つけることが多くなってきました。現在の民間企業の語学に対する重要性の認識を鑑みると当然のことなのかもしれませんが。。。その共通する目的は、やはり「TOEICスコア」の向上です。無論、これまでもTOEIC対策コースには、この目的で参加されてきた方々が大半ですが、少し異なるのはスコアを上げることに加え「話す力を身につけたい」とどなたもおっしゃること。「あーっ、なるほど。」と最近の傾向を正に反映していると納得することしかり。。。
皆さんもメディアで、ここ数年間多くの大手企業さんが外国の方々の採用を強化していることは見聞きされていることと思います。当教室にいらっしゃる社会人の方は、以前までは外資系企業にお勤めで同僚の方々とのやりとり、社内での英語の必要性から学ばれている方がほとんどでしたが、特に今年に限って見てみると国内の民間企業の会社員の方がほとんであることに気付くと共に「やはりそうなんだ」と実感してしまいます。国内企業での外国人スタッフ増加の方針転換に伴い、多くの企業がTOEICの特定のスコア、730点、800点という点数を業務を進める上での語学力の基準として定め、同時に外国人スタッフとの共存・協力からある意味真の国際化を目指そうとしていることが見て取れます。マスコミ・メディアで知ったことが現実のこととして実感するのは今年の顕著な傾向です。
当教室では、これまでTOEICという試験の良い点、補足すべき点の両方を考えながらコースを実施してきました。つまり、単なる試験対策ではなくTOEICのリスニング・パートを利用することで、スピーキングのトレーニングにかなりの時間を割いてきたのです。TOEICの主催者も既にスピーキング・ライティングのテストを実施していますが、その試験をを受けるに至る力をどのようにして身につけたらよいのか。現状の広範に実施されているリスニング・リーディング中心のテストに対する対策だけでは、話す力、書く力は身に付きません。今後も当教室では、現状のTOEIC対策の中にふんだんにスピーキングトレーニングを取り入れ、コミュニケーション力としての英語を身につけていただけるよう邁進していきます。
最後にちょとだけ、追加で。。。こうした社会の人材に対するニーズを反映してか、既に高校の段階からTOEICを学校の成績評価に加えている学校も出始めているようです。この件に関しては、また前回までの話の流れの中で語りたいと思いますが、TOEICという試験の内容をよく考えた時、それを高校の成績評価のに含めることは適切なのか思慮を要する気がします。国際化をはき違えることは、時としてマイナスの結果を生むこともあります。脳と体が最も成長する時期により適切な教育内容を実践していくことが何よりも大切に思えてなりません。